非常時の備蓄品を、普段から利用するローリングストック

ローリングストックとは、災害時に活用するための備蓄品を普段でも使用することを目的に、食料や飲料水などを多めにストックしておくことで、家の中に常に一定量の食料や飲料などを備蓄しておく方法です。　2024.05.24
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目次　　今日の趣き　-blog-
1.災害時の備えの防災備蓄品を日頃から準備してますか
2.ローリングストックとは？、続けられるコツ
3.ローリングストック、備蓄品選びのポイント

非常用品には、大きく分けて自宅で避難生活するための備蓄品の「自宅避難用」、避難所などに避難するために持っていく非常持ち出し品の「持ち出し用」、２つに分けられます。

自宅から避難先へ向かう場合、非常用持ち出し袋（防災リュック・避難袋）が必要になります。普段から、持ち出し用の備蓄品として準備しておくことは、家族を守るために大切なことです。

自宅で避難生活をする場合は、非常時の持ち出し品に加えて、自宅避難に適した防災グッズも必要となります。避難所にも入れないといった状況では、車中避難や屋外避難も想定されるので、自宅避難用の防災グッズの準備は欠かせません。自宅や避難所以外の場所に避難する場合は、水道・電気・ガスが使えない状態を想定した上で必要なものを揃える必要があります。

【持ち出し用】防災グッズとして絶対必要なもの

【自宅避難用】防災グッズとして絶対必要なもの

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避難所には多くの防災グッズを持って行くことはできません。一方、自宅などでは停電や断水など、ライフラインが止まることも想定する必要があるため、より多くの防災グッズが必要になります。用意しておきたい基本の防災グッズを把握し、災害による被害を最小限に抑え、命を守れるよう対策を立てておきましょう。

自宅から避難所へ避難する際には、防災グッズを自分で持ち運ぶ必要があります。荷物の重量を考えると、持ち出し用の防災グッズは必要最小限とならざるをえません。

備蓄の必要性を感じていても、実際に食料を備蓄しておくことは、費用がかかり、保管場所もなく、なかなか難しいものです。災害時には大切な保存食も、何がどれくらいあるのかを定期的に確認すること、賞味期限に注意したり、調理の仕方を知っていないと、いざという時に、食事にありつけなかったりするかもしれません。

普段から食べ慣れた食材、加工品を少し多めに買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄して、日常生活で消費しながら備蓄することができます。

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ローリングストックのメリット
（1）防災用の食品より賞味期限が管理しやすい。
日常的に食べられる食品を使いながら災害に備えることで、無理なく備蓄を循環でき、フードロスも防げます。
（2）非常時の栄養バランスの維持に役立ち、好みやアレルギーに対応できる。
ローリングストックでは日常的に食べ慣れた食品を備えられるため、栄養の偏りもある程度予防でき、体調も整えやすくなります。アレルギーなどで食べられる食品が少ない人も、自分が食べられる食品を用意しておくと安心です。
（3）ローリングストックなら気軽に購入でき、災害に備えられる。
日々の買い物の中で少し多めに購入するだけで良く、備蓄のハードルがぐっと下がります。
ローリングストックの注意点
（1）ローリングストック用の食品の選び方
・常温保存できるもの
・調理しなくてもよいもの
・賞味期限、消費期限が長いもの
（2）ローリングストックは栄養も考えて備蓄する
災害時に不足しがちな栄養素を意識して、タンパク質やビタミン、ミネラルが含まれる食品を用意しておくことが重要です。