啓蟄(けいちつ)
3/5~19
虫が目覚め動き出す。
土の中で冬ごもりしていた虫たちが出てくる頃。
「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」という意を示します。


菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
末侯:3/15~
青虫が羽化して紋白蝶になり飛び交う頃。
厳しい冬を越したサナギが、蝶に羽化する頃という意味です。
菜虫とはアブラナ科の野菜類を食べる昆虫の総称で、特に紋白蝶の幼虫の青虫のことです。
菜の花が畑一面に咲き乱れ、羽化した紋白蝶が飛び始める頃という意味です。

桃始笑(ももはじめてさく)
次侯:3/10~
桃の花のつぼみが開き咲き始める頃。
読んで字のごとく、桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめる頃。
昔は花が咲くことを「笑う」といっていました。

蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
初侯:3/5~
土の中で冬ごもりをしていた生きものたちが出てくる頃。
地中で冬ごもりをしていた虫たちが、早春の光を浴びて温もった土を啓(ひら)き、這い出してくる、という意味です。