外国人の多くが訪れる観光地「京都」、行きたい(2)

インバウンドの増加と、オーバーツーリズムへの課題
今日の趣き-blog-

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 1. 伏見稲荷大社
 2. 八坂神社
 3. 賀茂別雷神社(上賀茂神社)

 4. 賀茂御祖神社(下鴨神社)

出典:東洋経済オンライン

訪日外国人客が日本滞在中に商品を購入し、サービスを利用することで、日本の経済成長につながります。 また、訪日外国人客が首都圏だけではなく日本の地方都市を訪問すると、その地域の雇用創出や消費の拡大につながります。
こうしたインバウンド効果に対して、外国人観光客の対応をする際に、国籍、言語、宗教、趣味嗜好の違いなどがあり、それぞれに対応する必要があります。 文化や風習の違いなどが原因で起こるトラブルは、オーバーツーリズムとなり、これらの環境整備に時間やコストがかかることが課題といえるでしょう。


1. 伏見稲荷大社

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は、京都府京都市伏見区深草藪之内町68にある神社です。旧称は「稲荷神社」、1946年に改称しました。稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体を神域とします。全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。

伏見稲荷大社は外国人観光客からも観光地として人気があり、日本の観光スポットで人気の1位となっています。駅からすぐ近くに、赤い鳥居が続く非常に日本的な風景が広がり、拝観料不要で閉門時間が無く、稲荷山のお山巡りで欧米人が好むウォーキングができることなどから高評価を得ています。平日のほとんどの日で外国人観光客の方が日本人よりも多くなっており、日没後も稲荷山に登る外国人が多くいます。なお、本殿付近はライトアップされており、稲荷山への参道も脇道以外は全区間で街灯がひと晩中点灯されており、夜間の参拝も安心です。ただし、イノシシが出没することの注意を呼びかける表示があります。

朱色の鳥居が連なる伏見稲荷大社は、その幻想的な雰囲気から、訪日外国人にとって人気の観光スポットとなっています。 「和」「日本らしさ」 を感じることができる場所は、訪日外国人にとって高評価であるようです。

出典:そうだ 京都、行こう。
出典:東武トップツアーズ
出典: トラベルクエスト
出典:京都って沼

伏見稲荷大社  公式サイト

出典:京都って沼

組子神紋寺紋ストラップ 【伏見稲荷大社 抱き稲】


伏見稲荷大社の境内にいる狐たちがくわえているものは、
「稲穂」「巻物」「玉」「鍵」の4種類です。
狐がくわえている『稲穂』の意味は、
稲荷大神の恵み、福の象徴であるから
稲荷大神が五穀豊穣の神であることから

創建は奈良時代の和銅4年(711年)です。稲荷神は元来、五穀豊穣を司る神ですが、商売繁昌産業興隆家内安全交通安全芸能上達の守護神としても信仰されるようになりました。
主祭神は摂社の祭神、田中大神と四大神です。
宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ) – 下社(中央座)
佐田彦大神(さたひこのおおかみ)- 中社(北座)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ) – 上社(南座)
田中大神(たなかのおおかみ) – 下社摂社(最北座)
四大神(しのおおかみ) – 中社摂社(最南座)
五柱の神を一宇相殿(1つの社殿に合祀する形)に祀っています。

四季を通じて祭礼・神事が執り行われています。伏見稲荷大社では毎年、境内の神田で稲作を行い、4月の水口播種祭に始まり、6月に田植祭、10月の抜穂祭と続きます。
稲荷祭(4月20日最寄の日曜-5月3日)平安時代に起源を持つ祭りで4月20日最寄の日曜の「神幸祭」、4月下旬の「区内巡幸」、5月3日の「還幸祭」まで氏子地域の御旅所に神輿が置かれます。
田植祭(6月10日)神前に捧げられる料米の稲苗を神田へ植える祭で、「御田舞」が演奏される中、早乙女らによって田植が行われます。
講員大祭(10月体育の日の前々日・前日)伏見稲荷大社の神徳を広く宣揚し、全国の講員が参拝して神恩に奉賽するとともに、家内安全・生業繁栄を祈願する祭です。


2. 八坂神社

八坂神社(やさかじんじゃ)は、京都府京都市東山区祇園町北側にある神社です。全国にある八坂神社や素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とする関連神社(約2300社)の総本社です。通称として祇園さん八坂さんとも呼ばれ、祇園祭(祇園会)の胴元でもあります。

祇園祭は、八坂神社で7月に行われる祭礼です。その歴史は古く、平安時代にまで遡ります。祭礼の期間中はさまざまな神事・行事が開催されますが、広く知られているのは7月17日に行われる山鉾巡行前祭、さきまつり)、神幸祭(しんこうさい)、神輿渡御(みこしとぎょ)と、7月24日に行われる山鉾巡行(後祭、あとまつり)、花傘巡行(はながさじゅんこう)、還幸祭(かんこうさい)です。祭行事は八坂神社が主催するもの、山鉾町が主催するものがあります。

祇園祭はもともと「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」と呼ばれており、その始まりの869年より続く京都の夏の風物詩です。当時の京の都には、疫病による死者や病人が多数発生していました。そこで災厄の除去を祈るため、当時の国の数にちなんだ66本の矛を立て、神を祀り、神輿をかついで、疫神を鎮めことが祇園祭の起源とされます。

日本の伝統的な儀式である祭りは外国人観光客にとって、日本の文化を肌で体験できるイベントでもあります。外国人が好む主な理由は、ほどこされた装飾、浴衣や着物を衣装として身につけている風景から「日本らしい雰囲気」を感じられるためでしょう。日本の祭りで使われる道具や神輿などは芸術性の高いものとして受け止められており、日本で一度見てみたいという外国人も多くいます。


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出典:he Origin of Japan, KANSAI
出典: ハンケイ京都新聞
出典:京都もよう KYOTO MOYOU

八坂神社  公式サイト

出典:全国の祇園社の総本社
出典:八坂神社

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八坂神社に祀られている「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)」の夫婦の神様は非常に仲のよい神様であるため、いつしか恋愛にまつわるパワースポットと考えられるようになりました。
素戔嗚尊と櫛稲田姫命の娘、須世理毘売命(すせりびめ)の婿の「大国主命(おおくにぬしのみこと)」も、縁結びの神様として知られ、「大国主社(おおくにぬししゃ)」も、八坂神社の敷地内にあります。ここの石像は、大国主命の兄たちに傷つけられたウサギを助ける、日本神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の名シーンを再現したものです。大国主命の異母兄弟八十神(やそがみ)達は、因幡の国に向かい、八上の郷(現河原町)の美しい姫、八上姫に求婚したが、ことごとく断られました。ウサギを助け、遅れて到着した大国主命の心優しさを知る八上姫は「私の慕うお方はあなたです」と告げたということから、縁結びの神様となりました。

八坂神社の本堂の北側には、日本における「刃物の発祥地」として知られている刃物神社があります。京都は1200年以上前から日本の中心地として栄えていました。そのため刀剣を製作する優れた職人が京都に数多く集まり、ここで発達した刃物作りの技術が日本全国に広がったのです。祀られているのは刃物大神(はものおおかみ)です。刀の神様なので「未来を切り開く」というご利益(幸運)があります。

また、八坂神社の敷地内に、「美のパワースポット」とされる美御前社(うつくしごぜんしゃ)があ、「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」と呼ばれる3人の女神が祀られた神社で、美貌・芸能・財福の神として崇められています。美御前社には「美容水」が湧き出ており、「肌の健康はもとより、心から美しく磨かれる水」と考えられています。


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3. 賀茂別雷神社(上賀茂神社)

賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)は、京都市北区上賀茂本山にある神社です。通称は上賀茂神社(かみがもじんじゃ)、上社(かみしゃ)の名で親しまれています。ユネスコ世界遺産に登録されています。

鴨川沿いにあるこの神社は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)という雷を司る神様を祀っており、厄払い恋愛成就のご利益があります。上賀茂神社の中にある「片岡御子神社」は特に恋愛のパワースポットして有名であの紫式部が参拝したともいわれています。

祇園祭時代祭と並び、京都三大祭りに数えられる「葵祭(あおいまつり)」、正式には「賀茂祭」といい、下鴨神社と上賀茂神社(京都市北区)の例祭です。約1500年の歴史があり、平安時代からは天皇が使者・勅使を派遣するようになったため、格式高い「勅祭」となりました。毎年5月15日の「路頭の儀」では、祭りのヒロイン「斎王代(さいおうだい)」ら500人が宮廷装束姿で練り歩き、平安絵巻のような光景が広がります。
爽やかな初夏の京都を優雅な行列で彩る葵祭。今から約1500年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭です。5月初旬からさまざまな行事(前儀)が行われ、5月15日には、およそ8キロもの距離を、平安装束をまとった人々が練り歩く「路頭の儀」が開催されます。

出典:【京都市公式】京都観光Navi
出典:【京都市公式】京都観光Navi

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

出典:京都のITベンチャーで働く女の写真日記
出典:京都もよう KYOTO MOYOU

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葵祭で使われる葵の花「フタバアオイ」は、フウマノスズクサ科の多年草、 花期は3 ~ 5 月で、小さな赤い花を咲かせます。カツラの小枝にフタバアオイを挿した飾り「葵桂(〝あおいかつら〟または〝きっけい〟)」を、「路頭の儀」(行列)の御所車、勅使、供奉者の衣冠、御所車、牛馬などを飾ります。この「葵桂」は下鴨神社と上賀茂神社の神紋でした。葵祭は、もともとは「賀茂祭」と呼ばれていましたが、江戸時代に祭が再興されてから葵の葉を飾るようになり、「葵祭」と呼ばれるようになりました。祭で使われる葵は毎年両神社から御所に納められています。

天皇の使者である勅使が下鴨、上賀茂の両神社に参向する道中の「路頭の儀」が祭の見どころです。近衛使(勅使代)をはじめ検非違使内蔵使山城使牛車風流傘斎王代など、古の姿そのままに馬36頭、牛4頭、500余名の行列が京都御所建礼門前より出発し、王朝絵巻さながらの平安貴族の装束を身にまとった人々の行列は、日本の伝統的な美意識を感じる貴族の衣裳に注目ください。

五衣裳唐衣(いつつぎぬものからぎぬ)をまとい、腰輿(およよ)という輿に乗って登場する斎王代は、葵祭のヒロインです。平安時代には内親王が「斎王」として祭に奉仕していましたが、鎌倉時代に途絶えていました。昭和31(1956)年、葵祭を盛り上げようと市民から斎王代が選ばれ、女人列が復活しました。

行列のなかで、ひときわ目を引く乗り物が「御所車」と呼ばれている牛車。薄紫色の藤の花の装飾を揺らしながら、車輪を回してゆっくり進みます。また、大きな傘の上に、牡丹や杜若などの花を飾り付けているのは風流傘です。このほか、行列には、さまざまな道具類が登場します。

平安貴族の装束をまとった行列が有名な葵祭のほかにもたくさんの行事が開催されています。5月1日の競馬足汰式(くらべうまあしぞろえしき)、5月3日は流鏑馬(やぶさめ)神事、5月4日には斎王代女人列御禊神事など、「前儀」と言われるさまざまな儀式が下鴨神社や上賀茂神社で行われます。




4. 賀茂御祖神社(下鴨神社)

賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区下鴨泉川町にある神社です。通称は下鴨神社(しもがもじんじゃ)。式内社(名神大社)、山城国一宮、二十二社(上七社)の一社です。

下鴨神社は、鴨川の下流に祀られている神社で、世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されています。本殿は東西の2つあり、東殿は「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」、西殿は「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」をご祭神としています。

神社の歴史は紀元前90年頃にまで遡り、古代の豪族である賀茂氏が五穀豊穣の神として信仰したことが起源とされています。賀茂川の下流に位置することから下鴨神社と呼ばれるようになりました。賀茂県主氏の氏神を祀る神社で、古くは賀茂大神とも呼びました。両社の例祭である葵祭は特に有名で、天皇の勅使を迎える三勅祭のひとつで古来の格式が伝わっています。また、この賀茂神社から勧請を受けた、「加茂神社」・「賀茂神社」・「鴨神社」などといった神社が日本各地に約300社あります。

京都にある世界文化遺産の1つ「下鴨神社」。境内に溢れる自然がとても神秘的で、縁結び・美容のパワースポットとして人気を博しています。

出典:The Origin of Japan, KANSAI
出典:地球散歩の旅

下鴨神社トップ | 下鴨神社

出典:じゃらんnet
出典: 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

下鴨神社のお守り 印鑑 はんこ専用の開運祈願済みのお守り1体


世界遺産の下鴨神社があるのは、賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタのすぐそば。京阪出町柳駅からも歩いてすぐなので、アクセスも便利です。下鴨神社には30もの社があります。境内を取り囲む広大な森を堪能しながら、各社の御利益を求めて参拝、散策できます。鴨川デルタのすぐそばにある下鴨神社。葵祭やみたらし祭、足つけ神事で有名ですが、ほかにも下鴨神社の見どころはたくさんあります。

1.糺の森(ただすのもり)
広さ12万4千平方メートルにも及ぶ、下鴨神社の参道。清らかな小川が流れる横に、大きな並木道が広がります。
2.美麗祈願「河合神社」
下鴨神社の摂社「河合神社」は、女性守護として信仰を集めるお社。ご祭神は美麗の神として名高い玉依姫命(たまよりひめ)です。
3.縁結びのご利益「相生社」
下鴨神社の末社「相生社(あいおいのやしろ)」は、縁結びのパワースポットとして有名。お社横のご神木は、2本の木が途中から1本に結ばれており、縁結びや安産・育児・家庭円満などのご利益があるとされています。
4.言社(ことしゃ)
十二支が祀られる七つのお社。自分の干支を祀るお社にお参りする形式で、普通にお参りするよりも特別感があり楽しめます。
5.みたらし池
本殿近くの池。赤いの建築物・青空・緑の植物と調和し、美しい景観を作り出しています。特に晴れの日は、太陽の光が池に差し込み、大変美しいです。
6.水みくじ
下鴨神社のおみくじは特殊で、おみくじの紙を水に浸す「水みくじ」形式。水に浮かべて時間が経つと、おみくじの結果が浮かび上がります。結果だけでなく、待つ時間も楽しめる素敵なおみくじです。
7.みたらし団子
「みたらし団子」発祥の地である下鴨神社。「みたらし池」から湧き出る泡を型どり、みたらし団子が作られたとのいわれています。
8.出町の飛び石
下鴨神社前の鴨川デルタの観光名所、出町の飛び石。川を渡る途中で上流を眺めると、左が「賀茂川」、右が「高野川」です。