小満(しょうまん)
二十四節気の第8。5月20日~6月4日頃。
立夏から小満に変わりました。万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころを表します。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。日の光がいっそう強まり、万物が生長し、天地に満ち始める頃をいいます。昨年の秋に蒔いた麦の穂が育ち、ほっとひと安心することから、「小さな満足=小満」になったともいわれています。麦畑が緑黄色に色付き始める頃です。
杜若(かきつばた)は 5月中旬頃、深い青紫の花を咲かせる日本自生の花です。水辺に咲くその様子から、気品ある花として、古くから親しまれています。
麦秋至 (むぎのときいたる)
:麦が実り、たわわに黄金色に穂をつける
小満・末候 5/31~6/4頃
麦がたわわに実り、麦にとっての収穫の「秋」であることから名付けられました。
雨が少なく乾燥した季節ですが、まもなく梅雨が始まります。
台風1号は日本の南を北東へ
報道「26日(日)午前9時に、統計史上7番目に遅く発生した台風1号は、フィリピン付近の海上を北東へ進んでいます。発達を続けていて、スケールは小さいものの、すでに暴風域を持つ強い台風となっています。今後はさらに発達し、沖縄の南を離れて北東へ進むでしょう。」
本格的な夏がやって来たのですね。
報道「本州付近から離れていますが、本州付近で発生する低気圧に向かって、台風1号を起源とする暖湿気が流れ込むため、28日(火)が本州付近での一番の大雨のタイミングとなりそうです。」
こんな予報通り、今日一日は雨模様です。 2024.05.28
紅花栄 (べにばなさかう)
:ベニバナが盛んに咲く
小満・次候 5/26~5/30頃
紅花が盛んに咲く頃を表した候ですが、実際に咲き始めるのはもう少し後の6月末頃から。紅花は、咲き始めの頃は鮮やかな黄色ですが、成長するにしたがって徐々に赤色が増していきます。茎の末端に咲く花を摘み取ることから「末摘花 (すえつむはな)」とも呼ばれ、万葉集にも登場しています。
蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう): 蚕が桑を盛んに食べ始める
小満・初候 5/20~5/24頃
卵から孵化した蚕が盛んに桑の葉を食べ始める頃となりました。ひと月ほど後には白い糸を体の周りに吐き出しながら繭をつむぎ、この繭から美しい絹糸が生まれます。旧暦4月は、蚕の成長に欠かせない桑の葉を摘む頃でもあったため、「木の葉採り月」という別名もあります。
ピンクのスイートピー
自宅のベランダ栽培で、ようやく咲きました。スイートピーは、マメ科の植物で、和名はジャコウエンドウなどの名で呼ばれます。原産地はイタリアのシチリア島で、日本に伝わったのは幕末の頃、比較的新しく改良された品種で、1982年の歌の「赤いスイートピー」で有名になりました。
ピンクのスイートピーの花言葉は、「繊細」「優美」「恋の楽しみ」とされ、送る相手への「門出」や「私を忘れないで」という願いを込めたプレゼントにも喜ばれます。 2024.05.20