夏至(げし)
6/21~7/6
立夏から始まる夏の中間点。
「夏に至る」と書くように、夏至を過ぎると、いよいよ本格的な夏の到来。
夏至は、冬至とは反対に、一年で最も昼が長く夜が短くなる日で、昼の12時のときの太陽の高さも、一年で最も高くなります。
これから暑さは日に日に増していきます。


半夏生(はんげしょうず)
末侯:7/2~
半夏が生え始める頃。
「半夏」とはサトイモ科の「烏柄杓 (からすびしゃく)」の別名で、この頃、山道や畑などに生え始めます。
カラスビシャクは「狐のろうそく」、「蛇の枕」とも呼ばれ、名前のとおり、ひょろっと不思議な形をしています。

菖蒲華(あやめはなさく)
次侯:6/27~
菖蒲の花が美しく咲き始める頃。
「いずれあやめか杜若」これは、どちらも優れていて優劣がつかず、選択に迷うことのたとえです。
言葉通り、非常に姿かたちが似ていて見分けがつきにくいアヤメ・ハナショウブ・カキツバタですが、まず5月上旬にアヤメから咲き始め、続いて5月中旬にカキツバタ、5月中旬から6月下旬になるとハナショウブが咲き出します。

乃東枯(ないとうかるる)
初侯:6/21~
ウツボグサが枯れだす。
乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。
ウツボグサは、日当たりの良い山野の草地に群生し、夏至の頃に枯れていきますが、この枯れて茶色くなった花穂が「夏枯草 (かこそう)」です。